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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第33章 洛山VS秀徳




そんな観客の声を聞きながら赤司を先頭に洛山高校が出てきた。そして牛丼屋で火神より食べていた彼、根武谷永吉は長いゲップをした

そんな彼に相田を助けた彼、実渕玲央は「きったないわね!てゆか試合前にドカ食いってなんなわけ」と言っており、根武谷は「俺ァ肉食ったほうが力でんだよ」と返していた

彼らの横で秀徳を見て目を輝かせているのが火神にぶつかりそうになった彼、葉山小太郎である
そんな彼を実渕は「うっさいわねー」と言いながら少々怒っていた

葉山が証に同意を求めると彼はバッシュを履きながら「ああ、彼らは強いよ」と返した



実渕
「え?征ちゃん今日スタメン?」


赤司
「カントクも同意済みだ」


根武谷
「へぇ…そりゃいいな。ここまで歯ごたえねー相手ばっかだったからな。もっと食っときゃよかったな」


樋口
「タオルそこ置いときました」


赤司
「ああ」



バッシュを履き終えた彼は立ち上がり「じゃあ、行こうか」と言った。その様子を見ていた高尾は「なんか強いトコだしもっとギスギスしてんのかと思ったけど、なんつーか思ったより普通すうね」と言った

その事を聞いた大坪は険しい顔をし、宮地は「何言ってんだ焼くぞ」と彼の頭を叩いた



宮地
「むしろ以上だろ」


高尾
「え?」


宮地
「4番ってことは赤司主将だろ。今年入ったばっかの1年がそんなにすごい奴でもありえねーぞ普通そんなん。しかももっとありえねーのは、そのことについてベンチ含めチーム全体に不満が全く感じらんねぇ

実力は認めるし応援もする。上級生で1年にレギュラーとられて悔しくない奴なんていねーんだよ普通は」


木村
「しかも無冠の五将もだぜ、それぞれ1クセ2クセもあってプライドも高い。そいつらも全員そろいもそろって受け入れている。知ってる奴からしたら違和感バリバリだ
少なくとも、あんな普通に人を従える人間を、普通とは言わねぇよ」



洛山を見た彼らはよりいっそう険しい顔をし、コートへ向かって歩き出した








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