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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第6章 海常vs桐皇






「うおー来たぞ!!」



そんな声と共に出てきた選手達

彼らの目は真剣で、見ている観客達は歓声を送っていた



黄瀬
「負けねッスよ。青峰っち」


青峰
「あん?ずいぶん威勢いいじゃねェか黄瀬
けど残念だかそりゃムリだ。そもそも今まで1度でも俺に勝ったことがあったかよ?」


黄瀬
「今日勝つッス
何か負けたくなくなっちゃったんスよ。ムショーに」


今吉
「よろしゅう」


笠松
「よろしく」


今吉
「(風格あるわ…さすが全国区の主将ってトコやな)」



因縁の対決。というわけではないが、目玉の試合であるには違いない

その2人は10人いる選手の中で1番真剣な顔つきをしていた

そんな2人をよそに互いの主将は握手を交わし、今吉は何か考える素振りを見せていた



「それでは準々決勝第2試合、海常高校対桐皇学園高校の試合を始めます」



アナウンスと共に黄瀬は帝光バスケ部に入った時のことを思い出し、スゥ…と目を開いた

ジャンプボールは海常が勝ち、笠松へとボールが渡りスタートした



相田
「(どうくる…?
黄瀬くんと青峰くん…両方戦って正直な感想は青峰くんの方が上…)」


名前
『(…でも、なぁ)』


笠松
「いんだよ細けーことは。それでもうちのエースは、黄瀬だ!!」


火神
「(黄瀬対青峰!!いきなりかよっ!!)」


観客
「抜いたぁ!!」


黄瀬
「ぐっ」


青峰
「相変わらず甘ーなツメが
そんなんで抜けたと思っちまったのかよ」



誰もがそう思ったであろう次の瞬間、青峰が黄瀬の後ろからボールをスティールした

そのボールは今吉が拾い、桐皇の攻撃が始まろうとしていた











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