第33章 洛山VS秀徳
彼女の話に彼がなんとなく嫌な予感をして待ち合わせ場所に行くと黒子が居り、彼もバッシュを壊していたようだった
その後何軒か回ったのだが黒子のものは一軒目で見つかったのに火神のバッシュは見つからず、とりあえず見つけた靴屋へと入っていった
火神が店に入りスポーツシューズは2階のために階段を登っていると水色と白のジャージを着た男が「わーどいてどいてっっ」と駆け下りてきて、ぶつかるかと思いきや彼は空中で一回転して彼の事を避けた
その彼はすぐに謝ってすぐに去っていったが、火神はそのジャージに見覚えがあった
黒子
「ありましたか?」
火神
「…なかった」
黒子
「…わかりました」
火神
「え?」
黒子
「桃井さんに聞いてみましょう。こーゆー時すごく頼りになります」
火神
「え!?」
その頃誠凛の他の選手達は電車に乗っていて、相田と木吉は座り他の何人かは立っていた。日向は「黒子と火神のバッシュが壊れたぁ!?」と声をあげ、2人同時の事に少し呆れていた
木吉は2人が試合までに間に合うかを心配していたが、試合は夕方からのため大丈夫だと相田が言っていた
木吉
「黒子はともかく火神の脚力や運動量は並じゃないからな。道具の消耗もハンパじゃないんだろうな」
伊月
「あと降旗・河原・福田の3人は?」
相田
「ああ買い出し頼んだからあの子達も現地集合よ。ちなみに名字ちゃんは黒子くんに呼ばれて戻っていったわ」
そこで丁度会場の最寄りの駅に着き、間が下りようとすると彼女は周りの人に押されて、つまづきかけた。だがそんな彼女を女性に近い顔をした男を受け止めた
彼女が彼にお礼を言うと日向が心配して来て、「ちょっと~女の子はちゃんと守ってあげてよね?」と言った。彼のことを誠凛の選手は知っているらしく、また水色と白のジャージを着ていた
また、降旗達3人が買い出しの帰りに牛丼屋の前を通ると火神以上に食べているムキムキの男がいた
彼らは彼を見て少し動揺していたものの、すぐに買い出しに戻っていった