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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第32章 海常VS福田総合




中学のとある日、同じようなことが起きた事があった



灰崎
「あ"あ"?今、なんつったリョータァ…?」


黄瀬
「だからー、スタメンの座を賭けて勝負してくれ。っつったんスよ」


灰崎
「ついこないだ入った奴が寝ぼけてんじゃねーよ。そもそも練習中だってオレに勝てねーのに、どーゆーつもりだ?」


黄瀬
「だから今勝つつもりってことスよ。他の4人ならまだしも…ショウゴ君くらいならそろそろいけるっしょ」


灰崎
「はっ、ナメられたもんだぜオレも。練習なんてテキトーに流してるに決まってんだろ」



彼はそう言った後に「いいぜ…じゃあちょっと本気で相手してやるよ」と親指を舐めた。
緑間はその勝手な行動に「いいのか?赤司」と聞いたが、赤司は「許す。やらせてみよう」と許可を出した

結果は黄瀬の負けで、悔しかったのか彼は床に膝を付いていた。彼を見て紫原は「あーらら」と言っており、青峰「まあさすがに…まだ早すぎたな」は頭を掻きながら言った

緑間は「成長速度は確かに驚異的だが…」と言っており、その横で赤司が黄瀬の事を何か意味があるのかジッと見ていた

そこに声が高めで見た目も軽そうな女の子が灰崎の事を呼んだ



「祥吾くーん、練習終わったあ?」


灰崎
「おーワリワリ、今終わったわ」


「ぎゃっ!
ちょ…汗だくじゃん!」


灰崎
「すぐシャワーあびっから
ついでに一緒に入る?」



「やだー、もー♡」をいう彼女のことを見た他の選手は「え?あれって…最近できた黄瀬の彼女じゃ…?」とザワついていたが、それを気にせず彼女は「あれ?涼太くん?」と彼の名前を呼んだ

灰崎はそれに「あーアイツ、なんかオレに勝負挑んで負けたトコ」と何も隠さず言い、彼女も「マジ?うわーなんかダサー」と言った



灰崎
「つーわけだ。じゃーなリョウタ君」



彼はそう言って体育館を出ていき、黄瀬は彼に何も言わなかった








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