第6章 海常vs桐皇
同時刻、桐皇学園高校控え室前の廊下にて桃井が電話していた
相手はまあ…幼なじみである青峰だ
今吉
「どうや桃井?つながったか?」
桃井
「ダメです。全然…」
今吉
「にしても、ホンマ青峰のルーズさには参るわ…」
若松
「つーかもういなくていっすよ、あんなヤロー!!」
桜井
「スイマセンスイマセン!!」
若松
「ここまで全試合遅刻!
やってきても試合はテキトーに流すだけ…どーせ今日も遅刻っすよ!」
原澤(桐皇の監督)
「でも今日ばかりはいないと困りますね
彼抜きでスタートして勝てるほど甘い相手ではないですよ」
青峰
「ウース、なんか言ったかよ?」
ドアが勝手に開き、そこには汗をかいている青峰が立っていた
それを見た人は珍しさに驚きを隠せず、目を見開いていた
原澤
「アップは…済んでるみたいですね」
青峰
「あー、まあ…今日はさすがに俺いないとキツいっしょ」
桃井
「もうっ、毎回心配させないでよ!」
青峰
「黄瀬が相手だぜ?遅れるわけねぇだろ今日は
ずっと楽しみにしてたんだぜ。アイツと戦るの
なんせ…俺が本気で潰せる、数少ない相手だからな」
遠目から見たら捕まるのではないか。というくらい悪人面で笑顔(とは呼べない笑み)を作っている青峰
その様子は帝光の時とあまりにも違い、名前ならば見ていて辛くなるものだろう