第2章 消えた彼女
その後、名前の居た帝光の記憶を思い出したが何も行動に起こせない黒子
だが問題は、もっと色々ある
相田
「ねぇ日向くん
海がいーかなー?」
日向
「あー、海もいいなー」
相田
「それとも、山かなー?」
日向
「あー、山もいいなー」
相田
「ちょっとー、ちゃんと聞いてるー?」
日向
「んーあー…つーか
いーよどこでも。合宿なんてシゴければ」
2年
「「「(地獄の行き先カップルみてーに決めんな!!)」」」
期末テストを無事終えた誠凛バスケ部は、創設者である2年生木吉も復帰し、敗戦のショックから立ち直りつつあった
そして夏休み、いよいよウインターカップに向けて本格的に動き始めようとしていた
相田
「今年は夏休みの始めと終わり
海と山で合宿2回よ!」
全員
「「「(両方きちゃった!!)」」」
相田
「合宿は主に予選およびこの前の練習試合で感じた弱点克服が目的よ
さらにうちは少人数だから体力向上は不可欠
通常練習はいつも以上に走るわよ」
日向
「夏休み明けたらウインターカップ予選はすぐそこだ!
この夏休みをどこまで有効に使えるかが大事だ。気合い入れていくぞ!!
以上!解散!!」
全員
「「「っつかれしたぁ!」」」
伊月
「そだカントク
武田先生が練習後来てくれってさ」
相田
「あ、そう?じゃゴメン先あがるわ
おつかれー」
そう言って体育館から出ていく日向と伊月
その目はどこか困った感情を表していた