第2章 消えた彼女
それぞれが(恐らく)合宿のことを考える中、別のことを考えるのが1人
その1人の黒子は自分の新しいプレイスタイルに悩みながら、名前の存在を考えていた
ちなみに、スコアボードを片付けながら
火神
「いてっっ」
黒子
「あ、すいません」
火神
「ってーなー
ちゃんと前見ろよ!!」
小金井
「なんか最近また口聞くようになったけど、前よりケンカ増えてね?」
土田
「大丈夫かあいつら…」
木吉
「いやー大丈夫だろ」
小金井
「木吉…けど今日練習も火神全然パスと火神なかったけど?」
木吉
「まあ、今だけだって
冬にはまたやってくれるさ」
小金井や土田の言葉に木吉が返答し、それを聞いた伊月と日向が少し微笑む中、その1秒後には険しい顔をしていた
伊月
「ま…それはいいとして」
日向
「全員!もっかい!!集合ーう!!!」
火神
「!?
なんすか一体…今日はもう練習終わりじゃ…」
日向
「いいか…さっき合宿の話が出たがそれにあたって…俺達は今…重大な危機に直面している」
全員
「「「!?」」」
日向
「今年合宿を2回やるために宿は格安の民宿にした
よって食事は自炊だ…が、問題はここからだ
カントクがメシを作る!」
降旗
「…え?ダメ…なんですか?」
日向
「あたり前だ!
レモンのはちみつ漬けとか見たろ!!
つまり…その…察しろ!!」
木吉
「料理の域は完全に超えていたな」
1年
「(それ食いもんじゃねぇってこと!?)」
降旗
「じゃあ自分らが作ればいいんじゃ…?」
木吉
「そうしたいのヤマヤマなんだが…練習メニューが殺人的すぎて夜はまともに動けん!!」
降旗・福田・河原
「「「(死ぬかもしんない…!!)」」」
誠凛バスケ部1年が恐怖で顔を青くされる中、なぜか黒子のみは何もない表情をしていた
それは桃井の料理で慣れた…ということだと考えて良いのだろうか