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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第31章 WエースVS光と影




誠凛は作戦通り氷室にトリプルチームを仕掛け、福井はそれを見て手薄になっている劉へとパスを出した。そこに火神がブロックに跳び、劉はその高さに仕方なく岡村にパスを出した

水戸部は彼をブロックしようとしたが、ダンクを許してしまった
紫原達は火神の跳躍力が上がってることに驚きながら見ていた

その頃医務室前の廊下では男の悲鳴等が響いており、河原はその声に身を震わせていた。悲鳴が止むと相田は「ハイおしまい!」と彼の背中を叩いた



相田
「あとは栄養補給してギリギリまで寝てんのよ!時間になったらもう1度河原くんを呼びに来させるわ」


木吉
「マジで死ぬかと思った……リコ」


相田
「ん?」


木吉
「もう少しだけ…。そばにいてくんね?」


相田
「…はい!?何言ってんのアンタ!?早く行かないと試合が…」


木吉
「わかってる…だから本当に1分だけでいい。なんかリコ見てると元気でんだよね」


相田
「…あたしのことバカみたいに言うのやめてくんない?」


木吉
「今は気休めでも回復が欲しいんだ。日向達なら大丈夫だ。俺が戻るまで絶対あきらめずに持ちこたえてくれる
それに…誠凛にはチームを支える影とエースがいるからな」



エースである彼は先ほどより遥かに動きが良くなっており、押している陽泉もヒヤヒヤしていた

海常の選手達は誠凛の諦めてない事を褒めて、笠松は「どうなってやがんだ火神は…まるで周りのそれに応えるかのように徐々に…速さも力も増してきている…!!」と驚いていた。黄瀬はそんな火神の様子を見て口元に笑みを浮かべていた

しかし紫原は彼を気に入らないのか珍しくボールをスティールしダンクを決めようとした、が火神が走って行き、日向は先程黒子とした会話を思い出していた



日向
「…似てる?」


黒子
「はい。フンイキと言うか…一番ノってる時の青峰くんに」



張本人である火神は跳び、紫原の持っているボールを押さえ彼の持っていたボールを弾き飛ばした



氷室
「(この土壇場でまさか…入ったのか…!?)」


伊月
「火神!!」


青峰
「はっ…やりゃあできんじゃねーか」


紫原
「火神ィ…」


黒子
「つくづく…思います。火神くんは、誠凛のエースだと」



火神の目からはは謎の光が出ており、彼はどうやらゾーンに入ったようだった







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