• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第31章 WエースVS光と影




火神
「黒子…お前ゾーンってのに入ったことあるか?」


黒子
「ゾーン…ですか?わかりませんがとりあえず…そんなホイホイ入れたら誰も苦労しませんよ」


火神
「…だよな
(そうだ…ゾーンなんてそもそも入ってないのが普通。入ることが珍しい例外的なことだろ。すがってんたんだ俺は、「ゾーンに入ってた自分」に…)」



その事に気づいた火神はバシッバシッと顔を叩きながら「バカか俺は、そんなもん宝くじに期待してんのと変わらねぇ!」と言い、「どんなに苦しくても、今できることをするしかねぇよな!」と答えにたどり着いたようだった

戻った黄瀬に笠松は「珍しいな黄瀬、お前が敵に塩を送るなんて」と腕を組みながら言った



黄瀬
「そっスか~?別に…思ったこと言っただけっスよ?実際ここで負けるようならそこまでっスよ、紫原っちとだって戦ってみたいとは思ってるし
…けどまぁ、どちらかと言えば…負けっぱなしはいやっスからね」



笠松は黄瀬の言うことを聞いていたが、視線は彼の足に持ってっていた
そこで誠凛はT.Oを取り選手がベンチに戻ると監督の姿が無いことに日向はどこいったのかと問いかけた

小金井はその事に木吉を連れて医務室に行った事を説明し、とりあえずと監督の伝言を話し始めた



小金井
「氷室に黒子・日向・伊月のトリプルチーム、中は火神・水戸部2人で対応する。それにともない火神の守備範囲はペイントエリアのみに縮小」


日向
「それだと氷室の攻撃回数は減らせるかもしれないけど、中が一気に手薄になるぞ…!?」


伊月
「…いや、その方がまだ可能性あるかもしれない。ヘタにまんべんなく守ろうとするぐらいならスキが増えても目的をしぼった方がいいと思う

氷室に極力ボールを渡さない。唯一逆さで対抗できる火神は中に全力を注ぐ。それでも点はとられるかもしれないが、ハーフコートに持ち込まれた時点でそれは割り切るしかない。氷室のディナイを強めればまたS・A・MDFは機能するはずだ」



彼の言葉に日向は「それはそうだが…」と言いながら火神なら「このままいかせてくれ…ださい!」とでもウノではないかと思い目を細め見ると、彼は素直に了承した

T.o終了後日向は「急にどうしたんだ…」と言っていると、黒子は「僕はむしろいいと思います」と言い、今の火神はあの人に似ていますと言った







/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp