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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第31章 WエースVS光と影




そこでインターバルは終了し、出てきた黒子に紫原は「なんかみんなで仲良く気合入れてたみたいだけど、ヒネリつぶすよ。そんなもん全部」と睨みながら言った
対し黒子は真剣な眼差しで「そんなヤワじゃないですよ。誠凛は」と返した

同じく火神も氷室に向かって「泣いても笑っても最後の10分だ。手加減しねーぜ…!」と言い、「当然だ。決着をつけるぞ」と返されていた

試合をベンチから見届けている木吉はコートへと優しい笑みを浮かべながら相田に向かって「やっぱり俺は…バスケが楽しい。やっててよかったよ」と言った



相田
「…!?いや…うん!?何言ってんのよ急に…?」


木吉
「だからスマン…もうこれっきりだ。頼みがあるんだ…



彼が見つめ先では誠凛の選手が声を出し、闘志を上げているところだった。再開された試合は先程荒木が言っていた通り陽泉ボールからスタートした
火神はもちろんハーフコートからスタートしたため、言った通り陽泉と同じ陣形の真ん中に立ち紫原と対峙していた

その様子をまだ見ている木吉はとある事を言い、ベンチのみんなを驚かせた。彼の言ったことは、「最後の1分でいい。なんとか俺を動かして欲しい」と言っていた

もちろんその事に小金井を始めとするベンチの選手はムチャだと彼のことを止めていたが、相田は「分かったわ」と声を出した



木吉
「いいのか…?…リコ」


相田
「何言ってんのよ、どうせ止めてもムリヤリ出る気でしょーが。ケガならともかく疲労ならなんとかしてみせるわ
てわけで土田くん小金井くん名字ちゃんあとヨロシク!」


土田
「え?」


相田
「3分だけちょうだい。その相田指揮まかせるわ」



髪を後ろで結びながら言う相田は「あ、名字ちゃんは体力とかね」と付け足した。そして河原に医務室に行くから肩を貸してほしい。や、栄養補給のできるものがほしいと頼んでいた

医務室に行くことを不思議に思った河原が監督になぜベンチ裏でなく医務室なのかと聞くと、「だってあそこで盛大に悲鳴上げさせる訳にはいかないでしょ?」と言った

なたその事に疑問を思った河原は「…はい?」と再び彼女に問いかけると、「パパ直伝相田式超速マッサージ、短時間で効果バツグン疲労回復間違いなしよ。地獄の痛みとひきかえに」と指をバキボキ鳴らし、笑いながら言った







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