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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第31章 WエースVS光と影




その頃誠凛もベンチでこれからの事を話しており、オールコートが最後まで持つか、陽泉がこれからどうしてくるか等話していた
火神はその話の中心である相田に話しかけ、「オールコートを突破されてハーフコートに移行した時、2—3ゾーンで真ん中を俺にやらせてくれ…です」と言った

彼の言葉に他の選手は「陽泉と同じ陣形で…!?」と驚きを見せていた



火神
「俺が紫原と同じように2Pエリア全域をカバーする」


小金井
「できんのかそんなことっ…!?」


土田
「とにかく氷室の外だけ警戒してもらえれば…」


火神
「誰が来ようと俺が止める…!木吉先輩の分まで…!」



彼の意志の強さに相田は「ムチャだわ…」と思いながらも、彼の「キセキの世代」と同じ才能の可能性のを思い、事を許可した

そんな様子を見ていた木吉は何を感じたのか目を見開いて、日向が彼の顔を見ると、彼は涙を流していた



日向
「なんで泣いてんだお前!?」


相田
「鉄平!?」


日向
「え!?どうした!?」


木吉
「…ん?あ!?これは…なんでだ?」


日向
「聞きたいのはこっちだし聞いたろが!!お前の心情俺が知るか!」


木吉
「いや…なんてゆーか、うまく言えないけど…たぶん、お前ら見てたら頼もしくてホッとしたって言うか…1人じゃないことを実感してつい…な」


日向
「…は?今さら何当たり前のこと言ってんだお前!!逆に腹立つわ!!」



火神に続いて彼らは木吉の言葉が腹立つと賛同していた

日向に頭をグリグリとされる時木吉は「チームというのは守るだけじゃなく、守ってくれるのもまたチームなんだ」と学んだらしい
そして試合に行こうとしている選手たちに黒子は声を掛け、「もう1度円陣組みませんか」と言っていた


黒子
「紫原くんの言ったバスケは不公平なスポーツというのはある種真実だと思います。けどやっぱりそれが全てじゃないし。木吉先輩が言うことが間違っているとは思いません
バスケは1人でするものじゃない。みんなで戦って勝ちたいし、できると思います」



木吉
「(黒子…)」


日向
「ああ…そうだな…!うっし…じゃ全員集まれ!あー木吉ムリすんなよ。お前の前行ってやっから
行くぞ!誠凛――…ファイ!!」


「おおし!!」







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