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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第30章 氷室VS火神 紫原VS木吉





日向
「紫原!どーゆーつもりだよ!?」


紫原
「え?どーゆーことって…起こしてあげただけだよ?はい」



木吉のことを日向に向かって投げた。相田はそのことが分かっていたからこそ選手交代を頼み、木吉が下がることになった

火神はその様子を見て「紫原…テメェ…」と睨んでおり、紫原は「何怒ってんの?ただ手を貸して、少し本音を言っただけだよ?」と返した

日向に寄りかかりながら木吉はベンチへと戻ってきて、交代になった黒子は「木吉先輩」と声を出した



木吉
「黒子、すまんな…あとは…頼む。勝ってくれ」



そう言う彼の手は震えており、口の端からは血が出ていた。それを見た黒子は何も返事をせず、コートへと立った



黒子
「紫原くんはさっき木吉先輩が抜けたらどうあがいても誠凛は負けと言いました」


紫原
「うん」


黒子
「まだ終わってませんよ。それに…いなくても意思は受け取っています。僕が代わりに、キミを倒す!」



黒子の目はとても闘志がこもっており、彼のことを睨みつけてるようだった。その頃誠凛のベンチでは木吉がベンチの椅子に向かって崩れ落ち、周りが彼のことを心配していた



降旗
「木吉先輩!!」


木吉
「スマン…大丈夫だ
(何も…言えなかった…クソォ…!!けどまだだ…!まだ試合に負けたわけじゃない…!…頼むぞ黒子――――!!)」



彼の見つめる先には紫原を力強い目で見つめる黒子がおり、紫原は「俺を倒す?」先程黒子の言った言葉を繰り返していた

そして紫原は「もしそんなこと本気で言ってるんだったら、ヒネリつぶすよ。黒ちんでも」と彼のことをまさしく見下しながら返した







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