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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第30章 氷室VS火神 紫原VS木吉




再開された試合で木吉はゴールに向かってシュートを撃とうとしたが、紫原のブロックによって止められた
縮められていた点差はついに9点差まで広がっていた



日向
「(OF参加でDFにスキができると思ったのに…むしろ交互にOFとDFを交互にする本来のリズムに戻って前より強力になっているくらいだ…!!)」


降旗
「ううっ…」


木吉
「(くそぉっ…だめなのか…1人で紫原に勝てるなんて思わない…それでも、みんなと力を合わせれば戦える…そう信じてた。けど結局…紫原の言う通り…そんな考えは何も通用しないのか…!?)



瞬間、誠凛の放ったボールがリングに当たり、木吉はその音を聴いて「違う!!まだ終わってない。負けてたまるか…!!」とバイクスローをしようとした
だが彼の後ろから紫原がバイクスローを使い、ボールは取られてしまった

紫原はそのままドリブルを始めコートの端から端まで行き、「繰り返すもんか…!!もう2度と…!!」と決意している彼と火神のことを吹っ飛ばした

吹っ飛ばされたものの火神は立ち上がった。が、木吉はそのまま倒れ、息がだいぶ上がっていた



木吉
「(まだだ…!まだ終わってねぇだろ…こんなとこでヘバってどうすんだ!くそぉ…動けよ!!立ち上がらなきゃ…俺は…俺はまた…)」


日向
「木吉っ…!!」



そんな彼に手を差し出す人物がおり、木吉は「ああ…悪い…」とその手を借りた。その手の人物を見た黒子は目を見開いて、また木吉も目を見開いた



木吉
「紫…原…」


火神
「おいっ!?」


紫原
「あーあもう限界だね。これが現実でしょ、結局あんたはなす術なくあげく体力も尽きた。そしてひっこめばもう俺をどうこう以前にインサイドは完全に死ぬ。どうあがいても誠凛は負けだよ
で…どう?また何も守れなかったわけだけど…楽しかった?バスケ」



その言葉を聞いた木吉は目を見開いて、何か言いたげに口を開いたが何も言い返せず口を閉じた






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