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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第29章 紫原VS黒子




岡村は紫原の前に立ちながら「とゆうわけで陽泉にカウンターは効かんぞ」と言い、さらに前に立つ福井は「つーかものぐさってだけでもあるけどな」とある意味正解を言った

そんな紫原を監督である荒木は「走らない選手は決して好きではないが、メリットがあるならよしとするさ。絶対守備力を持つアイツに限ってだがな…」と難しい顔をしながら思っていた

その頃コートでは誠凛がOFで、伊月にパスをくれと頼んでボールをもらっていた。そして彼は3Pを決めようとしたが岡村の圧力により力んでしまいリバウンド勝負となってしまった

だが陽泉にとってゴール下はとても強く、木吉も火神もとることができなかった



相田
「(マズイ…陽泉DFの攻略方法よりもある意味こっちの方が深刻だわ…!DFがいくらかたいって言ってもシュートが全く撃てないわけじゃない…けど、リバウンドがとれない!!)」


アレックス
「(実力や調子で大きく変わるから一概には言えんが…バスケットにおいてF.G(フィールドゴール率)ってのはだいたい5~6割ぐらいなもんだ。それは言いかえればおよそ半分近いシュートは外れていることになる

だからこそその外れたボールの確保、リバウンドはボールの支配率に直結する。勝負を左右する極めて重要なファクターだ
このままじゃ流れに乗ることはおろか、マジで0点ゲームなんてこともありえるぜ誠凛…!)」



その頃相田の父が経営するスポーツジムでは利用者が出入り口にある大きな漬けもの石に足をぶつけており、「なんでこんなトコに漬けもの石とか置いてんすか?」と景虎に聞いていた



景虎
「あーそりゃある高校生がずっと使ってたトレーニング器具だよ」


「いや器具って…石でしょコレ」


景虎
「ウソじゃねーよお前もやるか?基本スポーツ選手ならココ(手)の力はあるにこしたことねーぞ」


「え…?」



景虎
「(桐皇戦では試合の性質上ほとんど使う機会がなかったが…おそらく今回の相手には最も重要なカギになるはずだ)
練習はウソをつかねぇ。成果見せろよ…!」








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