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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第28章 緑と青と2,3回戦




諏佐
「…!?」


今吉
「勝って兜の緒をしめよ。っちゅうことわざはなんでできたと思う?」


諏佐
「…さあ?」



急に話し始めた今吉諏佐は疑問を思いながら、彼は「ああスマン別に深いイミはないねん、答えはカンタンや」と説明しながら書いた絵を見て「てか今吉絵ヘタだな…」と思った



今吉
「勝ったらどいつもこいつも緩むからや。ことわざはシュミで作られるもんちゃうで。そりゃあいつらが浮かれ倒すとまでは思わへんで…けど、夏にボロ負けしたワシらに念願のリベンジをはたして、みじんも気を緩めないなんてできるもんやろか?
完ペキな人間なんておらんし、そもそも自信と慢心は紙一重や、つまり今日の誠凛にとって1番の敵は自分自身ってことや」



彼の言う通りとなっている誠凛の状況を見た黒子は相田に「1度T.Oをとったほうが…」と冷静な判断をし、相田もそれに同意を見せていた

また、コートにいる木吉も「イカンなこれは…」と感じており、先ほどの伊月のルーズボールのことと水戸部のスクリーンアウトのことを考えていた



木吉
「(決して手を抜いてるわけじゃない…ただ、桐皇戦の時ほどの気迫が出せていないんだ…!!)」



そこにちょうどT.Oが入り、日向は「ダメだなまったく」と呟いたあとに「わかってたつもりだったんだが…まだまだだな俺らも」と言いベンチへと向かった

話し始めた相田を遮るように彼は「俺ら全員ひっぱたいてくんね?」と言い、河原に大会のパンフはあるかと質問し、持ってきたパンフのトーナメントの場所を見ながら決勝の位置に指を置いた



日向
「俺らが目指しているのは、ここだ。そんで出場している50校…そのすべてが熾烈な予選を勝ち抜いて各都道府県の代表になったチームだ。1校1校が予選で散ったチームの想いを背負って出てきている
血ヘド出るほど練習して死に物狂いで戦って生き残ってきた。そんな奴らをすべて倒した1校しかなれないんだ。日本一が軽いものなはずないだろう」







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