第28章 緑と青と2,3回戦
その頃黒子と青峰はバスケのゴールがある場所まで移動し、黒子がシュートを撃っていた。フォームはとても良かったのだが、リングにぶつかり入らなかった
黒子
「どうですか?」
青峰
「知らねぇよ!!ムリヤリ連れてきてヘボシュート見せてどうもこうもあるか!教えるなんて一言も言ってねーだろが!!」
黒子
「なんでですか?」
青峰
「負かした相手に翌日シュート教えろっつってくるお前がどうかしてるわ!」
急に黙り込んだ黒子に青峰はバツが悪そうな顔をしてゴールの下に座り、「寝てねーんだよ。あれから」と話を始めた
青峰
「あれから帰ってメシ食ってフロ入って…そんで横になった。けどいつまで立っても眠れやしねー。体はヘトヘトなのに、目をつぶれば試合のシーンが目に浮かぶんだ
ずっと忘れていたあのカンジ、胸がしめつけられて、吐き気みたいなむかつきがあって、頭がガンガンする。忘れかけて楽しんではみたものの、いざまた味わってみればなんのことはねぇ。結局変わらず苦いだけだ。最悪の夜だったぜ
…けど、だからこそ今は、バスケが早くしたくてしょーがねー」
黒子
「青峰くん…」
青峰
「あーあ…話してたらなんかマジでバスケやりたくなってきたわ」
黒子
「え?」
青峰
「しょーがねーからつきあってやるよ!…シュート教えてやるっつってんだよ」
そんな言葉を聞いた黒子はクス…と小さくえみを浮かべ、青峰は「何笑ってんだよ」と質問をした。それに対し黒子は「…いえ、中学の時もこうして、練習してましたね」と言った
青峰はそれを聴いて少し気難しそうな顔をして黙り「いいからとっとと撃て!時間ねーんだろ!」と照れ隠しなのか言った
その頃桃井は青峰に買い物をすっぽかされて「もー大ちゃんのバカ!!」と怒っていた