• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第28章 緑と青と2,3回戦




青峰
「いきなり呼び出してどーゆーつもりだ、テツ!」


黒子
「桃井さんは一緒じゃないんですか?」


青峰
「は?うるさくなりそーだからおいてきたよ。てかなんで一緒にいたって知ってんだよ?」


黒子
「『大ちゃんにデート誘われたから行ってきま~す♡』とメールが」


青峰
「誘ってねーよ!何言ってんだあのバカは…」


黒子
「…単刀直入に言います。青峰くん、僕にシュートを教えてください」


青峰
「…あん?」



その頃誠凛バスケ部は電車に乗って帰るところで、相田から黒子の話を聞き伊月は「青峰にシュートを教わりに行ったぁ!?」と声をあげた

「僕が知る限り1番上手いのは青峰くんですから」と言われたことをまた説明すると、土田が「知る限りっツーか誰が見てもそうだが…大丈夫か?」と心配そうに言っていた



日向
「だいたい仮に教えてくれたとしても1日2日で身につくものなのか?」


相田
「1日2日じゃないわ。そもそもシュート練習は予選が終わってパパがコーチについた時からやってたのよ」


日向
「え!?」



彼女は景虎から言われたこの先ぶち当たるであろう壁について話を始め、それがシュートなのだと説明した
そして木吉が「シュート力が低いままじゃいずれ「消えるドライブは」使えなくなる」と言い始め、疑問の声をあげた小金井に説明を始めた



木吉
「黒子がドライブでペネトレイトしてヘルプで空いたスペースにパス、これが今までの基本パターンだ
だがもし敵がヘルプに来なかったら、黒子は自らシュートを打たなければならない」


小金井
「…あ」



木吉
「つまりドライブで切り込むってことは自分で決める力があって初めて本当の脅威になる」


相田
「秀徳・戦霧崎戦では数度しか使わなかったからボロが出なかったし、桐皇戦ではドライブそのものが破られてしまった
けど黒子くんのシュート力の悪さがばれれば鉄平の言ったことを敵がしてくるのは必然よ。それにオーバーフローはあくまで切り札…二度と使えないのはもちろん、見られたチームに対しても効果が薄くなっていくから乱発すれば自分の首をしめていく一方だわ

順序が少し変わってしまったけど…どちらにせよこの先戦うには黒子くんのシュート力アップが必要不可欠ってことね」









/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp