第27章 祝勝会と外国人
アレックス
「おーおーやるなぁオイ!いやぁ正直日本のバスケをなめてたトコあるんだが…謝んなきゃなんねーなこりゃ!体格とパワーは物足りない部分もあるが…スピードと戦略はそれ以上に見ごたえあるな!
こんだけハイレベルな大会で勝ったなんてやるなーお前ら」
日向
「はぁ…」
WCの様子をみたアレックスは高校バスケと誠凛のことを褒め日向の肩をバンバンッと叩いた。そして選手1人1人がツブぞろいとまた褒めていた
そして「特に…Bコート今に出てきた7番」と昨年ベスト4まで行った高校の選手の話を出してきた。彼は3年で最後の大会のため相当鍛えてきたらしい
そんな彼のオーラのようなものを見た彼女はいいもんを持ってると褒めていた
日向
「(小林圭介…188cmの日本じゃ珍しい長身PG、パスも出せて点も取れるオールラウンダー。全国でも屈指の選手だ)」
火神
「(だが…今日の相手は…)」
そこに出てきたのは秀徳高校で、緑間のオーラのようなものを見たアレックスは目を見開いた。そして「…ちょっと待て、いや…てかありえないだろ…こんな奴が…いていいのか…!?」と動揺を見せていた
始まった試合は緑間の3Pがよく決まり、またほかの選手の動きもとても良かった。最終的には109対71と秀徳が勝利し、その様子を紫原や黄瀬も見ていた
帰り道誠凛は少々焦ったような表情をしながら帰っていた
日向
「はー…ったく「キセキの世代」の試合は何度見ても慣れんな…正直気がめいるぜ」
木吉
「すべてのチームが各県から選ばれた強豪だ…弱いはずがない。しかもその中で「キセキの世代」のいるチームはやはりずば抜けている…全国の猛者が凡人と変わらず霞むほどに」
相田
「そんなことは百も承知よ!それより何より大事なことは先のことよりまず次の試合!帰って中宮南のデータおさらいするわよ!」
アレックス
「あーそれなんだけど、悪いがしばらく火神を貸してもらえないかな?」
日向
「え?」
アレックス
「次の試合には間に合わせる…頼む」
真剣な表情故なのか相田は許可をした。そこで彼女はキセキの世代が自分の予想を上回っていたこと、氷室がキセキの世代とほぼ同格ということ
そして火神に教え残していることがあることを説明した
その頃黒子は誠凛集団に居らず、青峰と会っていた