第27章 祝勝会と外国人
アレックス
「話を戻すと、日本に来た理由はバスケットの試合を見に来たんだ」
「?」
アレックス
「タイガとタツヤ、愛弟子2人の試合をね」
伊月
「タツヤってもしかして…」
河原
「前にストバスで会ったっていう陽泉の…!?」
降旗
「(氷室辰也…アメリカで火神と競い合ってた兄貴分…2人ともアレックスにバスケを教わってたのか…!)」
アレックス
「引退直後はまだ私も事実を受け止められずに私も荒れててね、うっぷんを晴らしに行ってた賭けバスケ場でも私に話しかけるような奴はいなかった。そんな時ある日突然コイツとタツヤが「弟子にしてくれ!」とか言ってきたんだ
最初はしぶしぶだった…が毎日毎日日が暮れるまでバスケットの相手をしてて、しかもあんまりにやるもんだからよ。気が付けば…私も笑って2人とバスケットをしていた」
愛弟子のことを話に出された火神は目を伏せ、どこか触れて欲しくなさそうな目をしていた。そんな2人のそう語る彼女の目はとても優しげで、2人と出会ったことを思い出しているようだった
アレックス
「今ではいろんな子達にバスケットを教えているが、2人はつまり1番最初の教え子だ
その2人が成長して日本で再び戦うってんだ。気にもなるさね」
日向
「でも…まだ戦うって決まってませんよ?」
アレックス
「んあ!?」
土田
「あと2つ勝ち進めないと…しかも明日は試合ないから会場行くのは注目チームの観戦ですけど…」
アレックス
「あれ?そーなの!?は、私も行く!連れてってくれ!」
「え!?」
アレックス
「もとから日本のバスケにも興味があったんだっ」
ということでアレックスと誠凛バスケ部は一緒にWCを見に行くことになり、翌日彼らは金髪美女と歩いていることと桐皇に勝ったというからという理由で注目を浴びていた