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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第26章 『ゾーン』





「ワンショット!!」


高尾
「決めれば同点…延長か」


緑間
「だがそれでは死路だ。誠凛が勝つにはここで逆転するしかない…そのためには」


今吉
「やることは決まっとる。ここからのシナリオは1つしかない
このフリースローは必ず外れる…いや、外してくるはずや」


日向
「それを奪って決める。勝つ方法はそれしかねぇ。こっちはもう万策出しきってギリギリなのにひきかえ向こうは体力も控えも層の暑さも余力がある。同点じゃ確実に負けだ

だが…シューターが木吉ってことはセットするのは俺と火神だ。俺も当然全力でとりにいく…それでも可能性があるとしたら…火神、お前しかいねぇ!
行くぞ…これが最後のプレイだ。リバウンド勝負!!」



始まったフリースローで、会場は誰も喋らずにただ見守られていた。そして木吉が放ったボールはリングに当たり跳ね返った

それを火神は誰よりも早く取り、ダンクを決めようとしたが、それを青峰が弾き飛ばしてコートの反面まで言ってしまった



桜井
「(フリーだ…そのまま決められる!!)桐皇の勝ちだ!!」


今吉
「(…ちょお待てや、なんで…なんでお前がそんな所おんねん…)黒子ォ!!」



選手の視線の先にはボールと、それに1番近い黒子が息を切らせて走ってる姿がいた

今吉は彼を見て動き出しが早いことに疑問を持ち、青峰が弾くことを信じていたのかと質問した



黒子
「…いいえ少し違います。僕が信じたのは、両方です。でも最後に決めてくれると信じてるのは
1人だけだ!火神くん!!」



黒子からのパスを取ろうと2人同時に跳んだ。が、火神が取り、ベンチからの声援を聞きながら彼はダンクを決めようとした

その時青峰の脳内には帝光の時黒子の言った「青峰くんよりすごい人なんてすぐ現れますよ」という言葉を思い出しており、そんな彼の上から火神はダンクを叩き込んだ

瞬間、試合終了を告げるブザーが会場に鳴り渡った










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