第25章 青峰VS火神
その事にたどり着いた今吉は「オーバーフローにこんな使い方があるとは…」と黒子のことを見ながら目を見開いて考えた
今吉
「(視線を味方から自分ではなくリングから自分への誘導…いや、むしろ逆…こっちがこの技の真価…か!
高速で動く相手のシュート精度を下げる視線誘導、まるで青峰のためにあるような技や…!)」
黒子のおかげか誠凛はついに6点差にまで追いついた
それを歓喜する政倫ベンチを見ながら、青峰に向かって黒子は息を切らしながら話しかけた
黒子
「僕にあは青峰くんを止めることはできませ。けど、誠凛は負けない!」
青峰
「やってくれんじゃねーか…テツ!」
日向の「引くな!!当たるぞ!!!」という声がした瞬間、誠凛はゾーンプレスという陣形になった
いきなりの陣形に桐皇は驚いたのかそれぞれが反応をとっていた
高尾
「しかも1-2-1-1!!誠凛はもう一本とる気だ!!」
黄瀬
「(個々の高い能力と高いDF力が必要な上級陣形…!ただしボール奪取率は高いが突破されるともろい諸刃の剣だ)
まさかここで…」
笠松
「いや…むしろここしかねぇ!!(勝負所の嗅覚は持ってるぜ誠凛!!)」
そこで誠凛ベンチからの声援がより大きくなり、若松は「この圧力…ヤベェ!!」と思いながらパスを出したが、黒子がそれをカットして日向へと回した
シュートモーションに入った日向を止めようとしたところ、桜井は日向へとぶつかってしまい、誠凛はフリースロー3本を獲得した
もしそれを全部決めれば誠凛は桐皇との点差が3点差になるからか喜び、桐皇は反対に悔しそうにしていた。ひたすら誤っている桜井に青峰がもしもの場合のリバウンドを変われと申し出ており、彼は疑問を抱きながらも変わった