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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第25章 青峰VS火神




インターバルに入ったため選手はベンチへと行った。全員が疲れているなか黒子は特に息切れが激しく、汗をかいていた



相田
「(黒子くんの消耗が激しい…対象が多い分オーバーフローは通常の視線誘導以上に神経をすり減らしてるはず…最後まではやはり…)」


木吉
「スマン…テーピングを巻き直してくれないか?」


降旗
「あ、はい!」


木吉
「(最後までもってくれ…間違っても秀徳戦の時のようにはなってくれるなよ。絶対勝つんだ…!!たとえ足が折れても…)」



自分の膝を見つめる木吉を見た日向はスクイズを飲みながら「思いつめすぎだダァホ」と言った。木吉はいきなりかかった言葉に驚き、日向の顔を見た



日向
「悪いクセだぜ、もっと俺らを信用しろよ。お前抜きで勝てるとは言わないが…俺らの分までがんばる必要はねーよ
お前が作ったチームだろ、WC始まる前に景虎さんに言われたんだ
「ここまでよくがんばったな。キツい言い方もしちまったが…自信持っていいぞ。このチームは強い」」



景虎からの言葉を日向づて聞いた選手はよりいっそう真剣な顔になり、相田は口角を上げ不敵に笑った

そこにちょうど最後の10分間開始の合図が鳴り、日向は「勝つぞ!!」と先頭に言い、4人も「おおう!!」と声を出しながらコートへと歩き出した

その頃桐皇ベンチでもそれぞれがコートへと向かっていた。だが青峰はタオルを頭に被ったままベンチに座っていた



桃井
「ちょっと青峰くん!?」


青峰
「は?なんだよ?」


桃井
「なんだよじゃないでしょ!始まるよ!みんな行ったし!指示とか聞いてた!?」


青峰
「ワリ、聞いてなかった」


桃井は青峰の意外な言葉に「え」と思い、彼の姿を見送った
そして揃った選手に笠松は「さぁ…泣いても笑っても、これが最後の10分間だ」と言い、誠凛ボールから試合が開始された











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