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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第25章 青峰VS火神




日向
「まずはさっきやられた分だけ…返してやる!!」



ボールは伊月から日向に渡され、いきなり桜井対日向となった。が、そこに黒子がミスディレクションオーバーフローを使い、日向の補助をした

桜井は「速いとかそういう感覚じゃない…!!まるで時間が飛んだみたいに…!」と彼のことを追えず、そのままシュートを許してしまった。よって誠凛は点差を1ケタに戻し、誠凛ベンチはそれを喜んでいった

その頃桃井は先ほどの青峰の発言を思い出し、脳裏で帝光の時の記憶を映していた



青峰
「ワリ、聞いてなかった」


紫原
「ちょっと~ハァ…」


黒子
「青峰くんって集中しすぎて話聞いてない時ありますよね」


緑間
「だからと言って作戦を聞いてなかったら本末転倒なのだよ!」


青峰
「いやぁ…燃える相手だとついな!」


緑間
「オイ!」


青峰
「まあ心配すんなって、ぜってー勝つからさ!」



そんな桃井を他所に青峰は再び火神と対峙しており、黒子の視線の先で青峰は不敵な笑みを浮かべボールを持っていた



桃井
「(青峰くん…少しだけ…けど確かに昔の青峰くんに戻ってる…!?)」


「決まったぁー!!さすが青峰…すぐさま取り返してきたぁー!!」


相田
「くっ…」


火神
「(止められねぇ…!!くそぉっ…せっかく黒子が最後の切り札使って攻めてもこれじゃあ…差がつまらねぇ…!!
どうすりゃいいんだ…どうすりゃ…)」


日向
「ドンマイ!切りかえてくぞ!お前だからあの化物をそこまでマークできてんだ。このまま頼むぜ!」


火神
「でもっ…」


日向
「止められないのは相手も一緒だ。ならこっちは、3点ずつ行くぞ!!」



止められないことを悔やんでいる火神に日向は声を掛け、伊月と黒子もその様子を黙って見守っていた

宣言通りボールは日向へ渡り、桜井が前にいながら日向はボールを放った



桜井
「(このミスが許されない状況で外すことを全く恐れてない…!!そこまで自分のシュートを信じられるのもなのか!?)」


日向
「ああ…信じてるぜ。仲間をな!」


若松
「ぐっ…」


日向
「外さないから撃てるんじゃねー、外しても大丈夫だから撃てるんだ!」











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