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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第5章 ごめんね







高尾
「あっれ」


名前
『…どうしたの?』


高尾
「何か、話し声聞こえねぇ?」


名前
『聞こえるけど?』



コンビニの帰り、ホテルの駐車場ちょっと前に来て高尾がそう言った

まあ、予想は大体ついているが



高尾
「うおっっ!」


名前
『…火神と監督だねー』



原作通り、火神がゴールへとジャンプしてどこまで届くか。ということをやっていた

その後ろで監督が火神のことを指導していて、見ていて面白くはないが、つまらなくもない



高尾
「(誠凛の女カントクと火神…?何してんだ?

…つーか、リングよゆーで越えてんじゃん
やっぱすげーな火神の跳躍力は…)」


相田
「疲れてるし今はそんなもんね…じゃ、逆で跳んでみて」


火神
「え?」


高尾
「(…逆?)」


名前
『簡単な話だよ。和成だって右足左足じゃジャンプ力違うでしょ?

火神は右手でダンクをよくするから左足で跳んでるけど…緑間を止めたときには、右で跳んでる』


高尾
「えっ」


名前
『つまり、火神の利き脚は逆
まあ…見てれば分かるよ。今からのをさ』



チャリン。と小銭を落とした和成も原作通りで、パッと火神達から目を離してしまった

その瞬間、ゴッ!!っと音を立てて和成のところへとゴールが倒れてきて、急いでこちらへと避け逃げてきた

そのゴールには先ほどの右を余裕で越えて手形がついており、隣の彼は目を見開いていた



高尾
「なっ(にぃ~!??)」


名前
『ね?

とは言っても火神は左で跳んでるときさえ負荷に負傷してる
右ならかなり跳べる数は減る…だから負担の少ない砂浜走ってたんじゃないかな』



まあこのセリフはここには居ないが木吉先輩が今頃日向先輩と話してるんじゃないかな。と思って宿の方に目線を一瞬向けた

対して和成はものすごく驚いたのか、少しの間動かなかった










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