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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第25章 青峰VS火神





青峰
「(ずいぶん今日は遅ぇな、初めてだなこんなん…)」



そうしてようや黒子が来たが彼は制服を着ており、少し沈んだ表情をしていた。そんな彼を見た彼は「…?あれ?今日はもう帰るのか?」と声をかけると沈んだ表情のまま彼は「バスケ部…辞めようと思います」と言って下を向いた

黒子の言葉を「…はあ!?なんでだよ!?」と声を上げて彼の話を聞き始めた



黒子
「やはり僕の力では青峰くんと一緒にプレイするどころか、2軍に上がることもできそうにありません」


青峰
「(そうか今日は昇格テストあった日…)」


黒子
「バスケは好きです…けど入部してから半年…やはり向いてないものはどうしようもありません。ましてやこの帝光中学校では僕はとてもチームの役に立てそうににありません」


青峰
「……チームに必要ない選手なんていねーよ。たとえ試合に出られなくても…1軍の奴らより文字通り誰よりも遅くまで残って練習してる奴が全く無力なんてあってたまるかよ
少なくとも俺はそんなお前を見て尊敬したし、もっとがんばろうと思えたんだ
諦めなければ必ずできるとは言わねぇ、けど諦めたら何も残んねぇ」



そんな彼らがいる体育館の入り口には赤司が立っており、「最近見ないと思っていたらこんな所にいたのか」と声を掛け、後ろに本来居たはずの名前の姿はなく緑間と紫原の姿があった

青峰は赤司の問い掛けに「あー向こうの体育館は人が多くて…」と答え、対して「まあどこで練習しても構わないが…」と言って黒子を見た赤司は目を見開いた



赤司
「彼は?」


青峰
「ああ…いつも練習してんだ。名前はテツ」


紫原
「あれー、こんな人いたっけ?」


青峰
「1軍じゃねーからな」


紫原
「ふーん…そうなんだ。ねーもう行こーよー」


赤司
「いや…彼に少し興味がある。面白いな…初めて見るタイプだ
もしかしたら、俺たちとは全く異質の才能を秘めているのかもしれない」



その後青峰は6番の背番号を、黒子は15番の背番号をつけて今と同じプレイスタイルで一緒に試合に出ていた








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