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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第25章 青峰VS火神




青峰
「ったくバスケやるオバケなんているかってんだよ。いたらいたらで1対1でもしてやらー」



桃井から逃げた青峰は第4体育館へと向かった。すると体育館は明かりがついており中からドリブルを付く音が聞こえてきた

そこで「ちーすっ」と言いながら中に入ってみると誰も居らず、シーン…としていた



青峰
「(あれー!?オイオイまじで!?ホントにおば…いや!!
きっとさっきまで練習してた奴がいてちょーど切り上げたから…でもドア開ける直前まで音してたよーな…)」


黒子
「あの…」


青峰
「うわぁ!!」


黒子
「どちら様ですか?」



急に現れた当時中学一年生の黒子に驚いた青峰はとっさに頭に手をおいてしゃがみこんだ。そんな彼の後ろ姿に「青峰くん?」と声を掛けた
そうして仲良くなった彼らは体育館の真ん中に座り話していた。その内容は黒子の影が薄すぎて気づかれなかったことや、青峰が1年でいきなり1軍に入ったことの内容を話していた

その後青峰は黒子に名前を聞いたが、彼は3軍だからと躊躇ったが青峰は「バスケ好きな奴に悪い奴はいねぇ!」と聞いた黒子は「へんな持論ですね」と言って自身の名前を名乗った

その日から青峰と居残り練習をするようになり、青峰のプレイを見た黒子は驚きながらボールを持っていた



青峰
「…ん?どーかしたのか?」


黒子
「いえ…青峰くんはすごいですね」


青峰
「は?」


黒子
「そんなに上手いのに残って練習をするなんて…本当にバスケしか頭にないんですね」


青峰
「バカにしてんのか!?…ま すごいかどうかっつー話なら、俺はお前の方がすごいと思うけどな。いつか一緒に立とうぜ、テツ!」


黒子
「…はい」



その何ヶ月か後、昇格テストがあった日の夜8時半を過ぎても黒子は現れず、青峰は心配そうな顔をして時計を見つめていた












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