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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第25章 青峰VS火神





景虎
「リコ、ただの仲良しこよしはチームプレイとは言わねぇっつったの覚えてるか?特にそれに顕著なのが火神だ」


相田
「え?」


景虎
「ポテンシャルは「キセキの世代」となんら遜色ない…はずなのに今まで1対1で対等にやり合えたことがない…それはなぜか?」


相田
「(確かに…私が視た数値的にもそこまで差が出るとは思えない…いくら能力や相性があるとは言え…)」



景虎
「答えは簡単だ。ずばりアイツが心のどこかで黒子を頼っているからだ」


相田
「…!」


景虎
「「キセキの世代」を倒すためには黒子と力を合わせるべきとか考えてるのか知らんが、それが逆にアイツの能力に蓋をしている。力を合わせることは間違っちゃいねぇ…だがそれは自分を100%発揮しているからこそイミがある
ジレンマとしか言えんが…黒子が頼れる6人目である限り火神は未完のままだ…だが、逆にもし100%発揮できれば、アイツは「キセキの世代」ともやりあえる器だ」



相田がそんな自身の父との話を思い出していると、青峰の後ろに火神が跳んでいた



黄瀬
「うっおっ…(まさかー)」


緑間
「(ありえん…!!あそこから青峰に追いつくのか!?)」


火神
「おおおおおお!!」



叫んだ火神は青峰に追いつき、彼の手にあったボールを弾いた。そのことに会場が驚き「なんだと!?」と言っていた

中でも相田は「黒子くんの完敗をきっかけに…蓋が開いた…!?助けられる側から助ける側になったことで、今まで無意識に抑えられていた力が解放されようとしている…」と一番驚いており、脳内で何かを整理しているようだった



相田
「これがっ…火神くんの本当の力なの!?」


青峰
「いいぜお前…やっと少しテンション上がってきたわ」


桃井
「(青峰くん!?)」


青峰
「正直お前には期待してなかったが…前よりずいぶんとマシになったぜ。今回はもう少し本気でやれそーだ」



そうして青峰はボールをドリブルし始めたが、覚醒した火神を見て青峰が本気になったのか今までとは空気が桁外れに違った











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