第24章 青峰VS黒子

青峰
「あん？」


火神
「黒子！？」


名前
『テ、ツヤ？』


伊月
「（まさか…！？何考えてるんだ。前に残ってる日向も木吉もマークが外れてない！！）黒子やめろ…！」


黒子
「ー！！！」



チームメイトの声も聞かず、黒子は加速するパスを出した。それを見た青峰は「…バカが」と言って彼のパスを止めた

そのことに黒子と火神は目を見開き、青峰は止めた反動で少し後ろへとずれた



青峰
「同じ技が俺に２度通用すると思ったかよ。あんまり失望させんなよ…テツ
こんなもんが俺を倒すために出した答えなら、この際ハッキリ言ってやる。そりゃムダな努力だ」



そして青峰は黒子のことを抜かし、ヘルプにと伊月が出てきたが抜かされ、シュートブロックにと火神が出てきたが型のないシュート（フォームレスシュート）によって点を入れられてしまった

誠凛は落ち着いて１本返そうとするが、それが出来ずにスティールされてしまい、連続得点を許してしまった。そしてようやくボールが外に出たことにより、相田が頼んだT.Oをようやくとることができた



相田
「（たかが１分足らずが恐らく長かったわね…なんとか６点差でくいとめたけど…）
…ひとまず黒子くんは交代よ！」


黒子
「…はい…っ」


相田
「（まさか…新パスの反動がもう…！？）
降旗くん！そっちでテーピングしてあげて！」


降旗
「あっはい」



相田の指示により降旗は少しみんなから離れた場所で黒子のテーピングをしようと座った。そんな彼は「あんな取り乱した黒子初めて見たな…それだけこの試合に思い入れがあったってことか」と考えていた
そんな黒子は降旗へと「もう大丈夫です」と言い、「え！？まだ…」と降旗が言ったところ「後は自分でできます」と言った。するとそこにちょうどテーピング頼むとの声がして、降旗は戻ってしまった

１人になった黒子は青峰に言われた「ムダな努力だ」という言葉を気にして、ファルトレクで走ったこと、夏に砂浜を走ったこと、ストバスでドライブの練習をしたことなど思い出していた
しばらくすると黒子は「ちくしょう…」と涙を流していた