第24章 青峰VS黒子
若松
「ああ!?ふざけんなよ毎回毎回…」
青峰
「そりゃコッチのセリフだよ。出さねーだの火神を離すだの…なんで俺がそんなセコセコしなきゃなんねーんだ。出したきゃ好きな出しゃあいい。俺が抜かれるなんざ天地がひっくり返ってもありえねーよ
俺に勝てるのは、俺だけだ」
そう言って青峰が不敵に笑うと桃井が悲しそうに目を伏せた。そしてそこで第2Qが始まりすぐに黒子の前に青峰が立ちはだかった
それを見た他キセキの世代は彼らのことを見つめており、青峰はちょっと黒子と話して「つくづくバスケだと気が合うな」と言ったその返答に黒子は「僕もそう…思います!」と言って消えるドライブをした
しかし抜かした。という所で青峰が黒子の前にもう一度立ちはだかった。その理由は、彼は目を閉じて黒子のドライブを受けたからだった
相田
「(確かに火神くんを見なければ反応が遅れることはない…けど、ありえない…!!)」
火神
「(黒子の呼吸やリズムを感じて動いたってのか!?そんなことが…)」
青峰
「残念だったな、テツ」
黒子の持っていたボールをカットした青峰はドリブルを始め、ダンクを決めた。そして彼は振り返り黒子へと「カン違いすんなよテツ…影ってのは光あってこそだろうが、いくらあがこうが逆はねぇんだよ。お前じゃ俺を倒せねぇ」と冷めた目で言った
誠凛ベンチでは「黒子が「キセキの世代」を倒すためにあみだした…事実緑間だって抜いた無敵のドライブが…破られた…!!」言っており、会場はとても静かになっていた
そんな誰もが半ば放心状態の中、相田はいち早くT.Oの申請を出した。第1Q終わって同点、だがそれはまだ全てを出し切ってない桐皇に対して誠凛が全開で戦ったゆえの結果でありすなわち誠凛に精神的・体力的にゆとりは全くと言っていいほどなかった
その状況での切り札とも言える黒子の敗北、ちーむの動揺は計り知れない。たまっていたものが吹き出したかのように点差が開く予感。それを察知しての行動だったが、黒子は加速するパス 廻のモーションに入っていた