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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第22章 最後の仕上げ





木吉
「…できるどころじゃないさ」


河原
「え?」


木吉
「なんたってあの人は昔、全日本の背番号をつけてた人だからな」



予想外の言葉に彼らは驚いていたが、当の本人はキューティクルサラ男こと伊月先輩からのパスを受け取り、日向先輩と対峙していた

最初日向先輩の目の前にいたカゲトラさんは一瞬の内に彼と距離が出来、いきなり遠くなったことに驚いていたがシュートをブロックすろことが出来ず、ボールは放たれてリングを通った



景虎
「…ま、ざっとこんなもんだ。言っとくが今のは速さじゃねぇぞ、お前でもできる技術だ。確立された個の力があって初めてチームプレイってのは最大限活きる
WCまでに全員自分だけの武器を身につけてもらう、平たく言やぁ必殺技だ。夏の合宿で何人かはもう気づいてるようだし土台もできている。WCのこり1ヶ月弱出血大サービスのタダでお前らを最大限仕上げてやる」



「…っ、よろしくお願いします!」


黒子
「それはいいとして、あの…」


小金井
「え?…あ!そーいえば火神は…!?」


名前
『(…確か、今頃飛行機に乗るために空港…だったかなぁ)』



原作の内容を思い出すと、確かロサンゼルス行きの飛行機に乗ろうとしているようなシーンがあったことを思い出した

そんなことを考えていると監督が火神の行方について説明し出し、アメリカに行ったと聞いた彼らは「アッアメリカぁ!?」と声をあげた



相田
「ウチの学校には短期留学制度があるんだけど、その留学先の姉妹校が火神くんが昔住んでたロスらしいの。なんでもバスケを教えてくれたもう1人の師匠がいるらしいわ」


「し…師匠っ!?ってゆーか聞いてねーぞ!?」


相田
「私も昨日の夜聞いたのよ。ホント今年の1年はいたりいなくなったり…ナメてんの?ってカンジよねー」


黒子
「なんでボ…いたっ…いった。あ、すみません」



監督はテツヤの頭を鷲掴みしてメキメキと力を入れ、ウフフ…と笑っていた。テツヤは変な汗をかきながら桐皇のSGのようにひたすら謝っていた
なんとなくその1年の中にあたしも含まれているような気がしたが、目を合わせずにスルーした

日向先輩は「ハー…ったく、しょうがねーな」と呆れながら言いつつも、「強くなって帰ってくるなら文句はねーよ」と笑っていた













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