第4章 緑との再会
第3者side
高尾
「だっはー。生き返るわー
つーかいつまでふくれてんだよ。さすがにそろそろウゼーから」
少々時間が経過して秀徳の面々は入浴時間だからかお風呂に入っていた
その中に高尾と緑間も入っており、のんびり…?入浴していた
高尾
「しかし黒子普通のプレイはからっきしだなー
ミスディレクションなんて反則技持ってんのに…
!
つーかそれ(ミスディレクション)抜く時使えばいいじゃん!
見えないドリブルとか無敵じゃね!?」
緑間
「それはムリなのだよ
黒子がなぜタップパスしかしないか分かるか?」
高尾
「?」
緑間
「ボールから意識をそらすことができないからだ」
高尾
「!」
緑間
「試合中最も目を離してはいけないものはボールだ
つまりコートのなかで最も存在感のある物体なのだよ
だから黒子はボールを決して持たない
もし持てばミスディレクションが発動できず、たちまちDFにボールを奪われてしまうだろう」
高尾の意見に正論を述べていく緑間は目を瞑っていて、やっと目を開けたかと思えば横に見えるものに目を向けた
まあ眼鏡をかけていないからしょうがないのだろう。それは高尾ではない
緑間
「…だが逆にもしその弱点を克服する場所があるとしたら、恐ろしい進化を遂げるかもしれん」
高尾
「それはいいけど
さっきからしゃべってる相手、それライオン」
緑間
「む?」
高尾
「つーかなんでこんなモンあんだ。この風呂…」
それはライオンの口から水、又はお湯が出てくるマーライオンというもの
さすがに格安の民宿の風呂にあるのは謎だと誰でも感じることだろう