第4章 緑との再会
伊月
「改めて見るとすごいな…1人1人の動きのレベルが違う」
始まった試合は伊月先輩の言う通り明らかに秀徳が流れを持っていた
得点係のあたしはボールの行方を追っていくと、テツヤがバシッとボールを持っていた
緑間
「!?」
高尾
「(は!?
アイツ1対1したっけ!?)」
名前
『…ドライブ完成してないから無理かな』
高尾
「なわけねーか
つかパス以外は引くほど弱いなマジ…ショボ…」
テツヤがドリブルしていたボールを取った緑間は綺麗に3Pシュートを決めた
そのシュートに日向先輩は見とれており、見とれてんな!とツッコミを入れたくなったが原作そのままのため我慢だ
緑間
「どういうつもりなのだよ黒子…?
ふざけたプレイをするようになったな」
黒子
「ふざけてません
ただ…僕自身がもっと強くなりたいんです」
緑間
「笑わせるな
青峰に負けて何を思ったか知らんが、多少上手くなろうがおまえの力などたかが知れているのだよ」
名前
『(ハッキリ言うな…)』
緑間
「それを自覚したバスケをしていたはずだが…それでも頑張ればなんとかなると思ったか?
1人で戦えない男が1人で強くなろうなどできるものか。思い上がるなよ」
緑間は帝光の時も比較的ハッキリ言っていたが、ここまでではなかったのになぁ。と数年前の記憶を思い出しながら秀徳の方に得点を3点追加しておいた
目線を戻すと和成と目が合って、気まずくなったあたしはふいに視線を反らした
中谷
「誠凛はずいぶんと動きが良くなったな」
大坪
「そうですね。ただなぜか火神だけは外に走りに行ったようですが
何か隠しているのかも…」
中谷
「…違うな、とゆうか大したモンだ。17歳の娘とは思えん」
大坪
「?」
中谷
「火神の武器は跳ぶ度に高さが増す跳躍力だ」
大坪
「はい…しかも試合中に、信じられません」
中谷
「あれは気合や精神論でなくちゃんとタネがある
それに気づいての仕込みだろう」
名前
『…よく見てるんだなぁ』
中谷
「(しかもあの男は…木吉鉄平…おそろしい奴が戻ってきたな…)」
周りの声は知っているからかよく聞こえて、内容がまあ…原作そのままだった
別に悪くないので良いが