第20章 霧崎第一高校
名前side
花宮
「こんにちは、誠凛のマネージャーさん」
翌日、I.H決勝とは言えどあたしはまだキセキの世代の半分…とは接触したか、だけれどもあまり目立ちたくないために控え室から客席へと向かっていた
だけど、その行く道を邪魔するかのように麿眉…じゃないや、花宮真率いる何人かの霧崎第一選手がいた
名前
『…何で私が誠凛のマネと?』
花宮
「ちょっとついて来てもらいたいんだけど…いいかな?」
名前
『嫌ですけど、何ですか、私を弱味にしようとでも?』
花宮
「そんなことしないよ」
名前
『…猫被りやめたらどうですか、キモい』
花宮
「何のことかな?」
にこにこにこにこ気持ち悪いな麿眉め、どうせならにこにーみたいに笑えよ。などと心の中で思いながら腰の辺りで拳を握っていた
まあ…花宮さんは見る限り押しに弱いみたいだから…多分、いける、勝てる
原
「…花宮、別に周りに人はいないよー」
花宮
「ハッ、怖いの隠してるつもりか?」
名前
『…福山さんの声!』
花宮
「…は?」
名前
『これでも執事DEATH★って言ってみて下さい!』
花宮
「こ、これでも執事です?」
名前
『星付けましょ』
花宮
「これでも執事DEATH★…?」
名前
『グレル・サトグリフだ!』
古橋
「花宮が押されてる…!?こいつ何者だ!?」
花宮
「ッチ、今吉さんみたいな変な奴」
名前
『変な奴とはずいぶんと失礼ですね』
まあ花宮さんは根まで腐ってるわけではなささうだし。仲良くしようと思えばできると思う(いいのかそれで)
彼らを見るとあたしのことでひそひそ話し合っているようで、今のうちに逃げるべきなのかとのんびり考えていた