第18章 お片付けといきますか!
誠凛バスケ部は掃除を終わらせて全員着替えて、体育館へと向かった
そこで何を始めたかというと、もちろん練習である
日向
「ひゃくにじゅぅ…いち!」
「「ひゃくにじゅう…いち!!」」
日向
「ひゃくにじゅう…に!」
「「ひゃくにじゅう…に!!」」
日向
「監督…今日練習なしって言ったよな!?言ったよな!?
ひゃくにじゅう…さん!」
相田
「んふ、あんなもの読む元気があるんだから大丈夫!でしょ?」
最初はいつもと違ったかわいい声で言い、でしょ?のみ低い声で言った相田は選手達に恐怖を与えた
その様子を見てケラケラと乾いた笑いを溢している名前の目は笑っておらず、そのまま応援した
名前
『ほら、頑張ってくださーい』
伊月
「ってか!何で俺まで!話が見えないんだけどー!?」
日向
「全部お前のせいだぁぁぁ!」
風紀委員会でその伊月俊マル秘ネタ帳vol.1~vol.108まで読んでいたことを知らない著者である伊月は混乱しながらもその5倍を頑張ってやっていた
普段の練習でさえ倒れることのある黒子にとって5倍はよほど辛いのか、死にそうな声を出した
黒子
「せめて…4倍に…して下さい…」
相田
「ダメ」
黒子
「うっ…」
日向
「ぁ…黒子ぉぉぉぉ!死ぬなぁ!」
やはり辛かったのかぶっ倒れた黒子に日向は死んでいないのに死ぬなぁ!と声をかけていた
名前はそれを見てクスクス笑いながら黒子に駆け寄った
名前
『帝光の時もロッカーにあんなの入れてたの?』
黒子
「青峰くん以外…いれてないはず、です」
名前
『そっかー…ほら、頑張れ』
そう言って名前は黒子にスクイズを渡し、元いた位置へと戻った
彼女はその日1日練習風景を見ながらニコニコしており、ある意味恐怖を植え付けた