第18章 お片付けといきますか!
何日か後、その日は普通に学校で火神は横断歩道を渡っている最中だった
火神
「おー、さみーっ。最近急に冷えてきたな…
WCの時はもっとさみーんだろーなー。さむいのはキライだ」
制服のファスナーを限界まで上げながら火神はそういえば…あれはいったい…と、先日の木吉の「ビザがぶっ壊れても」という言葉に疑問を持ち考えていた
しばらくすると後ろからバシバシバシバシと大きな手で頭を叩いてきて、火神は少々パニックになった
木吉
「よお火神!どうした朝っぱらから深刻なカオして!」
火神
「!?!?ってーな!…あ」
木吉
「よ!」
火神
「…あ…」
木吉
「ん?なんだよ?変なもんでも食ったか?」
火神
「いや…今日練習が終わった時にでも…」
木吉
「練習?何言ってんだ。今日はアレだろ」
火神
「え?」
頭を叩いてきた犯人は考えていた木吉のことだったのだが、今は言うべきではないと判断したのだろう。火神は少々影のある目をしていた
木吉の「アレ」を火神は分からないのか、首を傾げたのだが木吉は答えを教えてくれなかった