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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第16章 決勝リーグ進出だよ






WC予選決勝リーグ一日目終了、木吉の加入と夏の特訓で大幅に戦力アップをとげた誠凛は夏に敗れた西の王者・泉真館へのリベンジをはたし、緒戦を白星で飾る

その一方「キセキの世代」緑間真太郎擁する秀徳も霧崎第一に圧勝、WC出場校2校をめぐる戦いはまず、誠凛秀徳が一歩リードする形で幕を開ける

そして__



伊月
「隣の秀徳も勝ったみたいだな」


火神
「(つーことは…いよいよか…)」



「共に一勝同士…勝てばWC出場が確定し、負ければ大きく遠ざかる」



誠凛高校対秀徳高校二度目の激突が、決まった




▽▽▽▽▽▽



その後誠凛は帰るために、監督を先頭に廊下を歩いていた

話す内容はもちろん秀徳のことで、みな真剣な表情をしていた



日向
「浮かれる暇もねぇな。まず間違いなく次は相当厳しい戦いになる」


福田
「でも…!木吉先輩もいるし…こっちも前とはちがうじゃないですか」


降旗
「前やった時も勝ったし…」


黒子
「…そうでしょうか」


河原
「え?」


黒子
「だからこそ次の試合は、苦しい気がします」


相田
「黒子くんは勘違いしてないみたいね
前勝てたのはできすぎもいいとこ。実力はあくまで向こうが上よ」


日向
「だけど向こうはそうは思ってくれない
本来格上として待ち受ける相手が、逆に死にものぐるいで挑んでくる

しかも並の強敵ならまだしも「キセキの世代」がだ。ハンパじゃねぇぞ」



日向の言葉にベンチ組はゴクッ…と唾を飲み、火神と木吉は先程同様真剣な表情だった

そして木吉はどこか影のある目をして、なにかを決心した



木吉
「…悪いみんな、ちょっと先行っててくれ」


小金井
「?いいけど、先行ってるぞー」



彼は立ち止まりみんながいなくなった後に、コートなどに行くドアの手前のベンチに座っている彼に話しかけた



木吉
「久しぶりだな。花宮」


花宮
「やあ…会えて死ぬほどうれしいよ!」



2人の空気は重く、花宮は冷酷な笑みを浮かべていた










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