第16章 決勝リーグ進出だよ
第3者side
翌日決勝リーグ1日目、桐皇学園屋上では青峰があくびをしながら昼寝をしようと梯子を上がっていた
ちなみにその梯子の先では桃井が頬を膨らましながら立っていた
青峰
「ふぁあ」
桃井
「青峰くん!」
青峰
「さつき、どけよ今から寝んだから」
桃井
「どけよじゃない!!
今日は決勝リーグ見に行くって言ったでしょ」
青峰
「勝った奴らの試合なんて見てどーすんだよ…あふ…」
桃井
「ちょっ…!」
青峰
「それよりさつき…それ勝負パンツか?
すげーのはいてんな」
桃井
「ヘン!!タイ!!あっ!?もうっ!!」
桃井は青峰の言動に怒ったのか彼に向かい蹴りを入れようと足を上げた
だが彼はひょいっと避けて器用に宙返り(のようなもの)をして屋上に寝転がった
桃井
「みどりんはともかく…テツくん達の相手は西の王者よ!?」
青峰
「…王者だぁ?そんな肩書きとっくにゴミクズじゃねーか
勝つのは誠凛に決まってんだろ。格下の上に結果もわかりきってんだ。いよいよ興味なんかわくかよ」
桃井
「…え?」
青峰
「何かあるとしたらせいぜいテツと緑間の試合ぐらいだろ
それか…いや、なんでもねぇ」
青峰はまたのんびりとした様子で昼寝を始めようと目をつむった