第16章 決勝リーグ進出だよ
名前side
無事に決勝リーグ進出を決めたため、あたし達誠凛は帰り道をみんなで歩いていた
決勝リーグの紙を降旗くんと見ていると、I.Hのことを思い出したのか彼は思ったことを口に出した
降旗
「泣いても笑ってもあと3試合…WCの予選てあっという間ですね…」
日向
「何言ってんだダァホ!!」
降旗
「え?」
日向
「やっと、だろうが」
相田
「もう忘れたの?予選に出られるのは夏の戦いで300以上の学校から勝ち残った上位8校のみ
言い換えればWC予選ってのはI.H予選と同時に始まってたってってコト
つまりWC予選ってのは夏から続く最も長い予選なのよ」
日向
「決勝リーグ緒戦の相手は泉真館!!今まで2度も負けた相手だ。必ず勝つぞ!!」
「「おお!!」」
監督の言葉に選手のみんなは顔はキリッと緊張がいい感じに見え、日向先輩の喝入れで恐らくやる気も上がった
そこで横にいたテツヤが火神に話しかけて、その話を横で聞いていた
黒子
「火神くん」
火神
「あ?」
黒子
「この後、ちょっとつきあってもらっていいですか?」
ああ、ストバス行くのか。と1人で納得していると、テツヤがいつの間にかこちらを向いていた
また明日とでも言われるのかと思っていたが、残念ながら予想とは違う言葉だった
黒子
「あ、名字さんも家まで送っていくので一緒に行きますよ」
名前
『強制か、オッケー』
テツヤは監督に話しかけて帰ります。と言っていたが、ほどほどにしてね。と釘をさされていた
相手がテツヤだから多分ほどほどで済むと思うけど、一応見ておこうと母親気分で2人の後をついていった