第15章 予選から
名前side
名前
『おはようございまーす!
って、火神何して…ああ』
翌日、誠凛高校にて待ち合わせだったため行ってみると大体の人が集まってた。不覚
そこで火神が左手でボールのハンドリングの練習していたのを一瞬何かと思ったが、ただの練習だった
降旗
「おお~。だいぶ上手くなったな左手」
火神
「まーな。メシとかも最近じゃもう左手の方が食いやすいぐらいだ」
降旗
「んで、やっぱ大会前日は眠れないのな。コエーよ!」
そう降旗くんが言ったため目を見ると白目がかなり充血しており、赤くなっていた
そしてその斜め前では木吉さんがニヤニヤ…いやニコニコいつもよりも顔を綻ばせていた
日向
「っだよ木吉、さっきから気持チ悪イ
ニヤニヤニヤニヤ…」
木吉
「あ、悪い悪い。気にしないでくれ」
小金井
「フッフッフッ、分かってるって木吉!
ユニフォームが新しくなってテンション上がってるからだろ?」
木吉
「そうなのか!?」
小金井
「あっ違っ…気づけよ!!」
相田
「そろそろ行くわよ!全員そろってる?」
日向
「えーっと1、2…あれ?1人まだか
あ、黒子」
黒子
「あの…います」
誠凛
「やっぱり!?」
黒子
「はい。最初から」
ふと後ろから声が聞こえたため振り替えるといつも通り無表情のテツヤが立っていた
しかし彼は、行った直後に安心したかのような溜め息を吐いた
火神
「いや今回はウソだろ!走ってギリギリセーフだな?」
黒子
「……」
火神
「黙秘!?」
日向
「ったく…とにかく全員そろったな
じゃ行くぞ!忘れもんとかねぇな?」
相田
「何言ってんのもう!
それをこれからとりにいくのよ!」
監督の言葉に彼女を先頭にして目的地へと歩き出した
…ああ、あたし空気だな