第14章 がんばろ!
黒子
「彼らって、キセキの世代ですよね?」
名前
『そうだけど?』
黒子
「赤司くんや紫原くん以外なら会おうと思えば会えますけど…それだと違うんですよね?」
名前
『やっぱバスケ関連して会わないとねー』
笑いながら言うとテツヤは薄ら笑いを浮かべながらそうですね。と返してくれた
ああ、何も変わらないなぁと実感して何となく安堵の溜め息を吐いた
黒子
「名字さんが今のところあったのは黄瀬くんと緑間くんだけですか?」
名前
『そうだね』
黒子
「青峰くんと赤司くんは少し…いえ、すごく変わってしまったんです」
名前
『あ、チームプレーを意識しなくなったんでしょ?』
黒子
「…知ってるんですか?」
名前
『(や・ら・か・し・た)』
ああー…何でそうなんだー!とか言わなかったんだろう
大輝とか涼太とかバカなら多分すり抜けたかもしれないが、テツヤなら無理だ。絶対
名前
『月バスで見た!』
黒子
「…本当ですか?」
名前
『Really!
ほら、あたし征十郎と大輝がI・H出なかった理由当てたりしたしー』
黒子
「…そうですか
て言うか何で急に英語混じってんですか」
名前
『火神とシンクロした』
帰国子女だからね。とふざけて言うとテツヤは相変わらずこちらを追及しようとしていた
それに伴い彼の表情はいつもよりも無になっていて、嘘ついたことから少しだけ心が痛くなった