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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第14章 がんばろ!







名前
『ふぅ…』



WCが明日からになり、体育館内は少しだけ空気がピリピリしていた

ちなみに明日のあたしは合宿(海で伊月さんに助けてもらったやつ)で客席で応援すると言ったため、そのままの通りに客席で応援予定だ



相田
「外走りに行くわよ!」


誠凛
「おう!」


相田
「ごめん。名字ちゃんは待っててくれる?」


名前
『あ、はい。大丈夫です』


相田
「じゃあ頼むわね」



名前
『…暇だ』



ふとこっちに来てから黒バスのこと考えたことないなーと思い、バーッと入っている知識を見直していく

しばらくすると自分の中で疑問が浮かび、ピタリとそのことについて考えるのを止められた



名前
『…桐皇から、どうなったんだっけ?』



正確にはWC本戦だが、とあるところの記憶からがぱったりと抜けている
ちょっと待ておいおい。これどうすりゃいいんだよ!

あ、でも灰崎のことは覚えてるよ灰崎のことは…何で灰崎なんだよ!



名前
『あたしは…全部覚えていたかったのに』


黒子
「そうだったんですか」


名前
『て、テツヤ!?』


黒子
「名字さんに初めて驚かれました」


名前
『え?ああ…確かにそうかも』



いつも何でか知らないけど見えてるからなぁと考えていると足元に2号が寄ってきて、頭を撫でると気持ち良さそうな顔をした

…いいなぁ、何にも考えなくて良さそうで

ふと笑みを浮かべると2号がクゥン…?と鳴いて、手にすりすりとしていた










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