• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第13章 支える





森山
「花火の音を聞きながら歩くのも…風流でいいよな」


笠松
「お前からそんな言葉が出るとはな」


森山
「俺は美しいものを愛でる主義だ」


笠松
「初めて聞いたぞ」


名前
『森山さん!それはあたしが美しいってことですか!』


森山
「もちろんだ!」


笠松
「(こいつら大丈夫なのか…?)」



森山さんと2人でキャーキャー話していると笠松さんが深刻そうな顔でこちらを見ていたので、とりあえず微笑んでおいた

ふと笠松さんはいつもはよく喋る涼太が静かなのが気になったのか、話しかけていた



笠松
「どうした黄瀬、黙りこんで」


黄瀬
「ヒヒッ俺って大事にされてるんスねー
何か嬉し、ダー!何で蹴るんスか笠松先輩!」


笠松
「お前がいい気になってるからだろ!
だから言いたくなかったんだよ俺は!」


黄瀬
「うは!グハ!」



涼太のことを蹴る笠松さんのことを見ながらとりあえず花火を見た

本当に海常って先輩後輩の仲が良いんだなぁ…うん



森山
「男の声が邪魔だが…隣に美人。しかも浴衣姿と一緒に花火を見られるとは…」


名前
『初めてですか?』


森山
「今まで断られてたからな」


名前
『あたしは涼太とかキセキの世代と一緒に見たりしましたよ
楽しかったです』


森山
「また俺と…見てくれますか?」


名前
『花火限定じゃなくても、一緒に見ますよ
連絡下さいね』


森山
「もちろんだ!」



笠松さんと涼太の声をバックに森山さんと花火を見ていると、どこか懐かしい感覚に駆られた

森山さんは横でガッツポーズをしており、少しだけ誰かに似ている気がした










/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp