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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第13章 支える




黄瀬
「名字っち、りんご飴食べないッスか?」


名前
『もち』


笠松
「俺はあそこにある鮎の塩焼き食べたい」


森山
「じゃあ俺は名字ちゃんと一緒に…」


笠松
「森山はこっちだ」


森山
「何でだ笠松、運命の女性なんだぞ」


笠松
「仕方ねぇだろ」


黄瀬
「じゃあ名字っちはこっちで責任持って預かるッス!」


名前
『人を物みたいに扱うな』


笠松
「ああ、買い終わったらここら辺いろよ」


黄瀬
「了解ッス!」


名前
『え』



森山さんと繋いでいた手をパッと涼太に離されて代わりに涼太の手が繋がれた

そして即座に歩き出してりんご飴の屋台に並んだ



黄瀬
「あんず飴とかも売ってるみたいッスよ」


名前
『あたしはりんごでいいよ』


黄瀬
「小さいのと大きいのはどっちがいいッスか?」


名前
『…大きいのにしようかな』



順番が来て頼もうとすると涼太が頼んでくれて、お金まで払ってくれた
あ、あたしお金持ってないじゃん

なんだコイツ今日イケメンだな。と思って涼太を見つめてるとりんご飴を手渡してくれたため、口に含んだ

ふと気づくと笠松さんと待ち合わせた場所とは違う場所に来ていた



名前
『涼太、ここ違うけど…?』


黄瀬
「…名字っち、ごめんッス」


名前
『…え、どれ?』


笠松
「名字っちを…忘れてたことッス
ピアスもらって泣いたりもしたのに、あんなに過ごしてたのに忘れるとか本当…って何泣いてるんスか!?」


名前
『…泣いてないけど』


黄瀬
「ちょ、端から見ると俺が泣かせたみたいになってるんスけど!」


名前
『間違ってないでしょ』



目尻から出てくる涙を拭っていると、涼太が慌てているのかすごい周りをキョロキョロと見ていた

そしてなぜかあたしの肩を掴み、額…いやおでこに唇を押し付けてきた










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