• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第3章 久しぶり






名前side



名前
『…ん、』



むくりと重たい身体を起こして周りを見る

外は暗く夜だということが分かり、どうやら自分は敷布団で寝ていたらしいのだが、全く見に覚えがない
服は少しピチッとしており、自分のものではないだろう


考えられるのはただ1つ。またトリップしたということにすればこのことは片付けられるだろう

だけれども旅行していたとか言う可能性もあるけど…先ほどの記憶からすると前者の方が高い…が




相田
「あら、起きた?」


名前
『…はい』



あ、これトリップだわ

だって、あたしの目の前に居る人…誠凛の監督こと相田リコさんだもん



相田
「名前とか、分かる?」


名前
『名前 名字です
助けてくれてありがとうございました』


相田
「私は相田リコ
助けたのは、私ではないんだけど…ま、いっか」


名前
『…』



あれ、誠凛の監督がここにいるってことは…うまく行けばテツヤが居るってことになるよね

いたらいいんだけど…でもさっき会った気がする



伊月
「監督
例の女の子、目覚めた?」


相田
「うん。この通り!」


名前
『あ、先程はどうも』



誠凛の監督にあたしを聞くのは、キューティクルがきれいな黒髪を揺らす伊月さん

…あ、もうこれ完全にトリップだわ




黒子
「伊月先輩、小金井先輩が呼んでます」


伊月
「あ、黒子
名字ちゃん目覚めたって監督言ってる」


名前
『(名字、ちゃん…)』


黒子
「…名字さん、お久しぶりです」


名前
『テツヤ、久しぶり
さっきもこんな会話したけどね』


黒子
「監督、名字さんと話したいことがあるので…」


相田
「分かったわ
席を外せばいいのね」


黒子
「すみません」












/ 739ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp