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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第12章 花火大会だよ!




黄瀬
「けっこー広い河原なのに見物客でだいぶ埋まってきてますねぇ」


森山
「やぁー、これだけ人が居れば観察のしがいがあるというものだー」


黄瀬
「まだやる気なんスかー?」


森山
「当然だ。何のための花火大会だと思っている」


黄瀬
「花火のためだと思うんスけど…笠松先輩も何か言ってやって下さいよー…先輩?」


森山
「どーした笠松、じっと睨んだりして」



その頃海常(森山)はどうしたら女子にモテるかと研究していた

笠松はどこかを見つめており、黄瀬はそれを不思議に思った



笠松
「睨んじゃいねーよ。ただ今そこに子犬が居たからもしかして誠凛の犬かと」


黄瀬
「え?どこっスか!?」


笠松
「ほらあそこ…お?どっか行っちまった」


森山
「黒子に似てたか?」


笠松
「遠目だったから透明少年に似てたかどーかは自信ねぇな」


伊月
「遠目の透明少年!キタコレ!」



突如出てきた伊月に3人は驚きつつも誰かと目を凝らしていた

伊月はネタ帳にメモをしてから3人の方を向いて感想を述べた



伊月
「すばらしいダジャレですね!…笠松さん?」


笠松
「お前は誠凛の」


小金井
「あれ黄瀬じゃーん!笠松さんと森山さんも!こんばんは!」


黄瀬
「誠凛の先輩方ここで場所取りッか?」


伊月
「ああ、丁度そこにすばらしいダジャレが聞こえたからつい声を掛けてしまったんだ」


土田
「知ってる人で良かったよねぇ
知らない人だったらちょっと…事だよ」


伊月
「あ…それもそうだな。すみません驚かせてしまって」


笠松
「大丈夫だ。つーか俺、ダジャレ言ったか?」


土田
「ああ、気にしないでください」


小金井
「今日は神奈川から来たの?」


黄瀬
「はい!森山先輩に誘われて」


小金井
「へーそうなんだ…あ、誘うと言えば
ツッチー彼女さんは花火大会に誘わなくて良かったのー?」


森山
「何!?彼女!」


土田
「ああそれなら大丈夫
彼女、今お盆で帰省してるんだ」


小金井
「そっかー、一緒に見られなくて残念だね」


土田
「ああ、でも代わりに今度2人で花火をやろうと話しているんだ!」


小金井
「ふー!!ツッチー青春!!」



彼女という言葉に反応してか、森山は少しふるふる震えながら聞き耳を立てていた



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