第12章 花火大会だよ!
黒子
「名字さんが下の名前で呼ばれる理由、分かりました」
名前
『おうおう!教えて!』
黒子
「名字さんが海で流れていたとき…」
名前
『川じゃないの!?』
火神
「突っ込むとこそこかよ!」
名前
『どんぶらこっこ…と桃が流れてきました』
火神
「昔話かよ!」
火神って意外とツッコミのセンスあるね!と褒めると何故か頭叩かれた。痛いんですけど
その横でテツヤが「すみません。溺れているでした」と訂正を入れた
とりあえずあたしは海で意識不明だったんですね
黒子
「その時に伊月先輩が助けたんです」
名前
『(伊月先輩イケメン…!)』
黒子
「その時に僕が名字さんって呼んだからです」
名前
『それだけかよ』
じゃあその時にテツヤが名前さんと言っていれば今頃苗字で呼ばれていたのか
なんか理由がつまんないなぁ…と考えていると降旗くん達が帰ってきた
ちなみにあたしはテツヤとは別に来たので3人にはまだ会ってないのだが、まあ良い
名前
『やっほー。今日はお誘いありがとっ!』
降旗
「名字さん!?ゆ、浴衣で着たんだ…」
名前
『似合う?似合うよね?ね?』
黒子
「名字さん、脅迫みたいになってます」
河原
「よく似合ってるよな!降旗!」
降旗
「う…うん」
名前
『イェイ!』
ピースをテツヤに向けるとなぜか火神が反応してバッとそっぽ向いた
そんなにあたしを視界に入れたくないのか。そーかそーか
そうするとテツヤがじゃあ交代なので、行きましょうかと立ち上がったためあたしはそれに着いていった