第11章 紫と桃と再会
桃井
「そうだけど…そーゆーことじゃないでしょお!?
テツくんの好きとは違ってゆうか危なっかしいってゆうか、どうしてもほっとけないんだもんアイツのこと」
火神
「え!?あっ…そのスイマッ」
誠凛
「あーあ、泣かせたー…火神ヒッデーッ」
火神
「イヤッそのっっ」
黒子
「火神くんデリカシーなさすぎです」
火神
「(黒子にも女心を諭された!)」
名前
『火神が詠んだ!?』
わああああんと泣いているさつきにゆっくりと近づき「大丈夫ですよ桃井さん」と頭を撫でるテツヤ
その横であたしは火神にその様子を見るよう指示した
だってデリカシーなさすぎて…可哀想なんだもん
黒子
「青峰くんもちょっとカッとなって言い過ぎただけです。本当に嫌いになったりしませんよ
帰りましょう。青峰くんも今頃きっと探してますよ」
桃井
「…テツくん、テツくん~!!」
日向
「火神…アレだよアレ」
火神
「うっさいなー。わかったよもう!!です」
名前
『じゃあ今度審査したげる』
火神
「はぁ!?」
名前
『とびっきり辛口でね』
乙女心と秋の空は難しいのよ。と言って火神の肩を背伸びして叩く
お前背が高いんだよ。縮め…って言いたいけどそれだとあれだ、バスケできない
火神
「乙女心と秋の空って…ああ、名前女だったな」
名前
『テツヤァァァァァ!』
あたし女じゃなかったみたい!と言いながらテツヤの所に駆け寄ろうとするとまさかのバランス崩した
そしてさらにまさかの事態が起きた、残念なイケメンな伊月さんが支えてくれた
…い、イケメン!
日向
「火神…お前いったそばから」
小金井
「そうだよ火神、性別間違えるのは酷すぎー」
伊月
「名字ちゃん見るからに女の子で美人だろ」
名前
『伊月さん…!』
なにこの人あたしの天使。もうテツヤ並みの女子の扱いできてるよ
伊月さぁぁぁぁん!と叫びながらギュウッと抱き締めると伊月さんが背中撫でてくれた。まじお兄ちゃん