第11章 紫と桃と再会
-回想:第3者side-
先ほど名字が言った通り、自主練習のため木吉を抜く2年生は休みなのに誠凛高校へと来ていた
途中途中会話を交わしたりしていた
内容は主にインターハイの結果であり、その結果は3位陽泉、準優勝が夏に誠凛が負けた桐皇、優勝は去年ウインターカップを連覇したところだった
陽泉には紫原が、桐皇には青峰が、洛山には「キセキの世代」の主将である赤司が進学したのだが…その3人はなぜだか決勝と準決勝共に出場しなかったらしいとのことだった
それじゃあ、回想本編に入るとしようか
相田
「はい終了ー!」
小金井
「おーしゃ!ってなんで普通に練習してんの俺達!
今日本当は休みなのに…!」
相田
「あら?
(自主練見てたらいてもたってもいられなくなった)」
伊月
「やっべ普通に汗だくだよー。ちょっと着替えてくる」
相田
「(なんだかんだで以前のメニューならアップ程度でこなしちゃった…少しずつだけど確実に強くなってる…しかも大きな敗戦を経て精神的にもたくましくなってる
全員バスケ選手がすっかり板に着いてるわね。すごいなー男の子)」
小金井
「え?あれ?なんでここに…てゆかどしたの?」
桃井
「あの…テツくん…いますか?」
日向
「いや…今いないけど…?」
小金井
「え?え?どゆこと!?」
伊月
「つかなんか深刻っぽいよ…」
日向
「みたいだな…けどヤベーよ。どうしよう」
2年
「「(超ドキドキかするんですけど!!)」」
桃井の制服が透けているのを見て言う誠凛の2年生達
それに相田は「おい!早くタオルかしてやれよ」とツッコミを入れて、彼女にTシャツを貸した
日向
「なんだろうな一体…?」
相田
「とりあえず黒子くん達呼んだわ。すぐ来るみたい」
桃井
「あの…タオルとシャツありがとうございます
ちょっとキツいですけど」
2年
「「(なんてこった…クマさんが…!クマさんがっ…!)」」
クマさんが胸元で異常に横に伸びているのを見て顔を真っ赤にさせる2年生
それを見た相田はキレそうなのか、顔が笑顔になっていた
相田
「もういいから外周行ってこいてめーら」
日向
「え!?あの…外、雨…」
相田
「知るか」
日向
「え!?」