第7章 本田菊さんの彼女。
早速本田君が買ってくれた服に着替えた。
心夏「……うぅ、これ…私にはかわいすぎる気がする…//;」
そのワンピースは淡いピンクの生地でできていて、袖が七分丈になっている。スカート部分はティアード。
うん。やっぱり可愛い。
菊「いえ、そんなことありません!とっても似合ってます!私の目に狂いはありませんでしたね」
あんまり納得いかない…
菊「では、そろそろ出ましょうか。」
心夏「あー…うん。そうだね。」
なんとなく名残惜しい。なんでだろう。
菊「また…来ましょうね。絶対。」
心夏「…うん‼」
そういって私たちは手を繋ぎ、家を出た。
心夏「帰り道なのに楽しみ、ってなんか面白い!」
菊「私もそう思います」
二人でくすくす笑いあった。
6月後半、7月まであと少し。
その割に穏やかな日差し、心地よく吹く風。快い日曜日。
心夏「今日、ほんといい天気だね。」
菊「そうですね、絶好の散歩日和です!」
心夏「こういう日にピクニックとかしたら楽しいだろうね!」
菊「今度、大勢誘ってやってみましょうか」
心夏「うんうん!絶対楽しいよ!」
バスの停留所に着き、周りの人が聞いたらどうでもいいようなくだらない話をしていた。
二日目のデートが始まる。