第7章 本田菊さんの彼女。
心夏「………ふあぁぁ…。…ぁ。ご、ごめん…」
目を覚まして気づくと私は本田君の肩に頭を預けていた。
菊「あ、い、いえ!大丈夫ですよ!!;」
結構至近距離でびっくりした…。
ふと外を見ると…
やっぱり景色は変わっていなかった。
ただ、ちょっと変わっていたのは本田君の様子。
さっきまでずっと(っていうより、私が寝る前までは、だけど…。)全く変わった様子はなくただ外を眺めていたけど、今は耳を赤く染めて少し動揺している。
心夏(…私寝言でなんか言ってたのかな…!?;)
ちょっと考えると恥ずかしくて仕方ない。
菊「あっ、そろそろ着く頃ですよ!」
心夏「…え?」
窓から覗いてみても何もない。
ただの一本道。なんていうか、散歩コース?みたいな…。
こんなところでなにするのかな…?;
心夏「…………もしかして、ここ…」
菊「心夏さん、降りますよー」
心夏「あっ うん!」
バスを降りた。
どうしよ、ここ、もしかして…